山田宗樹 ランキング!

山田宗樹 百年法 (上) (角川文庫)

アメリカで発見された不老不死ウィルスを移植して、日本に不老長寿時代が到来する、という設定には、やや無理がある。無限の寿命を与えることによる混乱を防ぐため、生存は100年をタイムリミットとする国家法の制定をめぐり様々な人間ドラマと社会的混乱が描かれてゆく。上巻は、このあたりの社会と個人の葛藤がやや冗長な感じで展開していくが、下巻は、一転してアクション小説的な展開を見せる。実際、世界最高の長寿国である日本で、人間はどこまで長寿をめざすべきか、幸せとは何かを考えさせられる社会実験小説かな。SF小説を楽しむというより、日本の近未来社会シナリオを考える際のヒントがここにはあるともいえる。数十年の時間の流れの中で、多数の登場人物が出てくるが、思い入れができる人物はあまりいないのは、ちょっと残念。 百年法 (上) (角川文庫) 関連情報

山田宗樹 嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]

松子にとっては「父は妹を可愛がり、私を愛してはくれていない」というストーリーがあったのだと思います。そして、父の関心や愛情を得るために行動します。それが束の間の満足を得ることには成功しますが、本当のところでは満足は得られなかったのでしょう。松子にとっての関心事は父からどれだけ愛されているのか?の一言に尽きます。そして、それが後々の男性関係の元型となっていきます。松子にとって世の中の男性は父の置き換えにすぎないのです。そこには父から愛されたいけど、愛されていない、という深く傷付いた決して癒されることのない気持ちと悲しみが根付いています。また、松子は主体としての自分を力強く生きることができず、いつも常に誰かの愛情で自分を満たそうとします。しかし、満たそうとしても満たそうとしても、そこには決して満たされることのない松子のポッカリとあいた空虚感があるのでしょう。そういう松子の前エディプス期に固着した発達水準の中で、生活年齢だけは重ねていきます。松子はただただ父からの愛情が欲しかっただけであり、そのもらえなかった愛情を他の誰かから死に物狂いの努力で変わりに満たそうとしていただけなのです。松子は愛情がもらえなかったという深い悲しみを悲しみとして受け取れなかったというところが辛いところです。その悲しみを少しでも意識化し、言語化し、誰かに共有してもらえていたら、何かが変わっていたのではないかと思ってしまいます。 嫌われ松子の一生 通常版 [DVD] 関連情報

山田宗樹 百年法 上下合本版<百年法> (角川文庫)

それも、一番輝いている時のままだったら、自分から法に従って死地に赴くだろうか?色々と、考えさせられる課題です。 百年法 上下合本版<百年法> (角川文庫) 関連情報

山田宗樹 ドラマ版 嫌われ松子の一生 Vol.1 [DVD]

最近、あらためて全編 観なおしましたが僕はドラマをみて初めて泣きました純粋な女性、松子が悪い方向に流され行くさまは、自分が何とかしてやりたい 気持ちになり心がとてもハラハラして、時間を忘れてドラマの中の一人になったようだった気がしました。内山さん演技は、素晴らしい世間の評価は低すぎると思います。 ドラマ版 嫌われ松子の一生 Vol.1 [DVD] 関連情報

山田宗樹 嫌われ松子の一生 愛蔵版 [DVD]

とことん不器用で不幸な松子、その人生がミュージカル調に描かれています。内山理名主演でドラマ化もされた人気作。中谷美紀演じる松子自身の語りに、ミュージカルが挿入されるドラマと、瑛太演じる甥っ子が松子の人生を辿っていくドラマの、二つの視点が折り重なって展開していきます。もとは歌が上手で生徒から慕われる教師だった松子が、どのようにして河川敷で殺され遺体となって発見されるに至ったのか、不幸てんこもりの人生ドラマです。この映画の特徴は何と言っても、独特の色使いとCGを利用した演出、ところどころに挿入されるミュージカルです。映画が始まって最初の数分間は、中島哲也監督のセンス(色やCGの使い方、テンポなど)の良さが特にわかる、気合の入った部分かと思います。まだ、松子は登場しない部分ですが、つかみはばっちりです。ミュージカル部分では、人気歌手も登場して、その時どきの松子の心情が表現されていて、こちらも耳に残るメロディーや、CGを使った演出が面白いです。『シカゴ』に雰囲気がとても似ているシーンもありましたが、舞台設定が同じ箇所だったので、そう感じただけでしょうか。たいていの映画や本は、最初の数分(数ページ)を観れば、大体の全体感が推測できるのですが、本作の場合は途中から一気に評価が変わりました。肝心なのは、明らかに自ら不幸を引き寄せている松子に、共感ができるようになるかどうかだと思います。途中までは、松子の頭の足りない部分や男を見る目のなさが不幸を招いているだけに見えて、自業自得!といらいらしたのですが、それも度重なってくると、それが彼女の生き方であり愛であるということがわかってきます。まさか泣ける映画と思っていなかったので、松子の孤独に身を置いて、涙が止まらなくなったときには驚きました。ただ、人によって松子に共感できるかどうかは、かなり分かれるような気もします。演出面の巧さに関しては、大方の人が異存のない作品だと思います。 嫌われ松子の一生 愛蔵版 [DVD] 関連情報




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