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急性リンパ性白血病 俺、マジダメかもしれない…―「急性リンパ性白血病」で逝った最愛の息子へ (JPS出版局)

新潟に住む、ごくフツーの、クラスの人気者のようなタイプの高校3年生の男の子が突然、白血病になってしまいます。この本は、その彼トッシーくんのことが、愛情いっぱいのお母さんの視点で綴られています。偶然にも、トッシーくんと同じ出身地で同じ高校の卒業生で同じ担任の先生だった私は、「セカチュー」「恋空」のような悲しい話が現実に身近な場所で起きてた事に、大変な衝撃を受けて号泣でした。映画やドラマはキレイ過ぎます。青春時代は誰にでもあると思うけど、その真っ盛りの中で大病と闘って沢山の仲間との絆を深めて恋をしたり失恋したり、トッシーくんは普通の人よりも濃い人生を生き抜いた。偉かったね。命を軽視している「自分は孤独だ」とか言うイマドキの若い人は、特に読むべきだと思う。人間関係は自分で作るものだってことがトッシーくんを通じてわかると思うし、トッシーくんのお母さんからは、母の愛情を思い出させてくれるでしょう。 俺、マジダメかもしれない…―「急性リンパ性白血病」で逝った最愛の息子へ (JPS出版局) 関連情報

急性リンパ性白血病 俺、マジダメかもしれない…―「急性リンパ性白血病」で逝った最愛の息子へ

なんの変哲もなく、元気に暮らしていた高校3年生の青年が、ある日突然白血病に罹患していることがわかり、その日からお母さんが、息子さんの回復した日のために書き綴った日記を中心に、まとめられた本です。基本的には闘病の記録であり、白血病にかかってしまったトッシー君(高野敏行くん)の、その日からの生き急ぐ様や必死の闘病の様子が、お母さんの目を通して、もどかしく苦しく愛情深く記されています。どうしようもない体の倦怠感や、顔が動かなくなることの恐怖や、口の中が痛くて物が食べられず、麻酔のうがいをしながら食べ物を生きるために必死で流し込んでいく様子、抗がん剤による精子の減少により、将来子供ができないことを知った時の悲しさ、骨髄移植のためのさらなる闘病、病気の進行に伴う記憶障害の恐怖や悲しさに最後の最後にお母さんの胸の中で息を引き取る様に、胸が締め付けられます。トッシー君は、決して親御さんの言うことを、ハイハイと聞くようなタイプの青年ではなかったようだけれども、たくさんの同級生や友達や恋人が彼を携帯メールや、お見舞いで励まします。(今の時代に、携帯メールはとても大切な闘病のためのアイテムになっています)。彼は結局なくなってしまいましたが、彼のお葬式での悼辞も含めて、彼がいかにたくさんの仲間に愛されてきたが偲ばれ、うらやましくも思います。人の死は、時に運命のように避けられずにやってくることもあるでしょうし、彼の死もたくさんの若くしてなくなってしまった死の一つではあるのですが、だからといって、全くもって、ただの当り前の死ではなくて、人一人が生きていくことの意味や、家族や仲間や現在の医療の意味等を、深く考えさせられる本だと思います。この本は一度、倒産した出版社(新風舎)のどさくさにまぎれて消えかけていた本でした。復活された関係者の尽力に敬意を表します。 俺、マジダメかもしれない…―「急性リンパ性白血病」で逝った最愛の息子へ 関連情報




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